エコツーリズム学生シンポジウムの発表について思った大学生のプレゼンテーションの方法と課題

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前回は、エコツーリズム学生シンポジウムに参加したので、その内容を説明しましたが、
今回はシンポジウムそのものの内容と、
プレゼンテーションの仕方について言及しようと思います。
今回のエコツーリズム学生シンポジウムは、
発表

グループごとに参加者がディスカッション

参加者の意見を発表/参加者から発表者に質問

発表

という流れで行われており、それぞれの発表を聞いた後に
参加者同士が小グループ(8人まで)内で討論をするという
実に面白い内容でした。
発表を聴き、それを自分なりに考えるというプロセス。
とても素晴らしかったです。

では、発表はどうだったのでしょう?
皆さん個性的な研究をされていて非常に楽しめました。
しかし、全体的に”ちょっと残念”な内容になっていたとも感じたので、
参考までに以下の点にまとめてみます。
あくまでも、ぼくの経験によるプレゼンテーションの方法ですが、多少は役に立つと思います。

  1. せっかく大きな画面でスライドを上映できるのに、
    そのスライドがほとんど、まとめられていなかったという点
  2. 発表者が自分の発表を自分のものにできていなかったという点
  3. 聞き手の要望に応えていないという点


以上が気になった点です。
ということで以下の提案をします。
1、スライドをまとめよう
まず1はどういうことかというと、
ほとんどの人が自分が口頭で言う事をそのままスライドに載せており、
スライドとしての役目を果たしていなかったということです。
これではスライドを使う意味はありません。
そもそもスライドとは口頭で言う事を更に補い、
聞き手を自分の話に引きこみ、理解を助けるものであるべき
です。
さらに、長く細かい文章をスライドにのせていた場合、
人はどのような行動をとるか考えてみてください。
多くの場合、発表者の話をきくよりは、一所懸命スライドにのっている
長文を読もうと努力してしまうのではないでしょうか。

反対に言うとぼくには、それを期待しているような発表に見えてしまいました。
そうでなければあんなに紙を使って資料を配布する意図がわかりません。
相手を引き込むプレゼンテーションはまず話し方にあるはずです。
そこで、今度は2点めの「自分のものにできていない」という話に繋がっていきます。
2、発表を自分のものにしよう
これはどういう事かというと、
ほぼ全ての発表者が、いわゆる「カンペ」を見ながら話していたという事です。
カンペが悪いのではありません。
ずっとカンペを見ながら話していたら、相手を話に引き込めるでしょうか?
ここでも聞き手の側に立って考えてみましょう。
もしあなたが誰かと話している時、その人がちっとも
自分の目を見てくれなかったらどう思うでしょうか。
この人は私に何かを伝える気はあるのかなぁ。
と思ってしまいませんか?
プレゼンテーションも同様です。
しっかりプレゼンテーションのリハーサルを繰り返し、
しっかりそのプレゼンテーションを自分のものにする
そして、自分の言葉で相手をしっかり見ながら発表する。
そうすることでプレゼンテーションそのものに力と説得力を持たせる事ができます。
逆にずっと下を向きながら、台本どおりに読み上げるだけでは
せっかくの素晴らしいプレゼンテーションの魅力が減ってしまいます。
落語の題目の決め方を知っているでしょうか?
落語の席では、その時話す題目は、舞台に上がってから決めるそうです。
それはなぜかというと、その場の人や雰囲気に合わせて、
うける話を考えなければならないからです。
プレゼンテーションも同様ではないでしょうか。
周りの反応や雰囲気によって言葉遣いや言い回しを変える必要があるべきです。
そうすることによって、より相手を引き込みやすくなります。
台本を用意するのはいいことです。
しかし、それに捕われすぎてしまうのはちょっと残念なことです。
3、聞き手の要望に応えよう
最後の「聞き手の要望に応えていない」というのは、
何人かのプレゼンテーションの内容において、
「研究の方法」について時間を割きすぎていると感じた事です。
聞き手が求めているのは「方法」なのでしょうか?
論文の発表の場では確かに重要です。
しかし限られた時間、そして普段ではありえない大人数多種多様な人の前での発表。
こういう場において必要なのは聞き手が求めていることを伝えることではないでしょうか。
ほとんどの人は「結果」や「今後の課題」が何であるのかを聞きたがっているはずです。
したがって、研究の方法についてはもし必要があるのであれば
もっと手短に済ませるべきだと思います。
以上の3点は今回の発表者のほぼ全員に当てはまることだと感じました。
昔から言われている事ですが、日本の大学はただ聞いているだけの講義が多すぎます。
その結果がこのようにちょっと残念なプレゼンテーションの育成に繋がっています。
しかもその発表者が日本を代表する大学の学生なのですから、
もっと残念に思ってしまいます。
研究内容は素晴らしいですから、この先はもっと伝えること。
その努力が必要なのだと感じました。
エコツーリズムシンポジウムのなかでも何度も話題にあがったのが
いかにエコツーリズムを一般に浸透させるか、ということでした。
まずはこうして興味を持っている人たちに対して、
さらに興味を持ってもらえるプレゼンテーションができなければ、
最初から興味を持っていない人に興味を持ってもらうのは至難の業でしょう。
とはいえ、200人近い人を前にしての発表。
なかなか思うようにいかないのが現実だと思います。
今後はもっとプレゼンテーションの方法を磨き、
大舞台でも自分の力を思う存分発揮できるようにすることが大切でしょう。
以上は冒頭にも断った通り、ぼくの考え方によるものです。
人によってプレゼンテーションの方法は色々あるでしょうから、
このなかで参考になりそうなことがあったらぜひ試してみてください。
そして最後にもう一点。
資料に紙を使うのはいいですけども、
せめて交流会は「マイ箸」「マイカップ」持参を徹底しませんか?
簡単な事です(^^)/

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