屋久島紀行(26) -ヒッチハイクで駆けつける-

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下山口から先は、勝手に下り坂だと思っていたら上り道だった。
いっくらなんでも上り道をガイドマップに書いてある平均歩行時間以内では登れないだろう。
だって荷物は重いしもう疲れているんだもん。
今まで走ってきたし。
それでも一縷の望みをかけてぼくは再びダッシュした。
そしてすぐにバテた。
「あー、やっぱ無理かもなあ。」
「車でも来ないかなあ。」
「来たら絶対に乗せてもらおう、そうしよう。」
「あ、車だ、でもこっちに向かってるからダメだなあ。」
なんて考えながら歩いていたら後ろからエンジン音が。
必死になって車に向かって手を振ったら簡単に止まってくれた。
ああ、ありがとうございます、ありがとうございます。
と、開けてくれた後ろの座席にはデッカイビデオカメラを担いだ人が。
なにやらテレビ局のよう。
「MBCです。」
はあ、すみません、乗せていただいといて恐縮ですが、存じないです…。
で、後で調べたら思ったとおり「南日本放送」さんだということがわかった。
おかげでバスの時間に間に合うようにバス停に到着することができましたよ。
ありがとうございます、MBCさん!
(つづく)
一応Cカードを持ってはいるもの、
今までトカラや奄美などダイバー垂涎の島に何度も行っているものの、
なんと一度もそのへんで潜ったことはなかった。
幸いにもダイビングサービスを始めようとしているOBの家には装備がすべて揃っている。
下山したばかりでいきなり潜るのはどうかとは思うが、
まあ、今潜らなかったらまたチャンス逃すし。
ということで潜ってしまうことにした。
潜った後に山に登るのはタブーだが、逆なら問題ないでしょ。
なんだかんだと準備をしているとあっという間に辺りが暗くなってしまった。
あれ? これってナイトダイビング?
たぶん2、3年ぶりのダイビング。
しかも初のナイトダイブ。
ん~。ちょっとハチャメチャかもしれない。
でも、まあいいか。
簡単に講習をうけて浜からエントリー。
ちなみにこの浜は彼のプライベートビーチらしい。
集落はずれの小さな浜である。
結局その日の海にはうねりがあって視界もよくなかったが、
久しぶりに味わう浮遊感はやっぱりおもしろい。
ちょこっとだけ生物も見ることができた。
もう寝ている魚もいた。
と、ゴーグルの調子がよくない。
少しずつ少しずつ海水が入ってくる。
懸命に水を抜こうとするが方法をど忘れしてしまった。
やばいやばい。
どんどんゴーグルに水が入ってきて、ついに何も見えなくなってしまった。
しかも真っ暗闇の海の中。
んー、これはちょっと怖いっすよ!
レギュレーターを加えたまま一所懸命に助けを呼んで浮上のジェスチャーを連発。
ふうー。
いやあ、久しぶりに焦ってしまったが冷静を装っておいた。
今度は昼間に潜ろう。
昼間の方が視界あるしね。
(つづく)
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