谷川連峰タカマタギ・雪洞の堀り方!

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夜中テントをポツポツと打ち付ける音が響いていた。
ここは新潟県は谷川連峰。
まさか、雨が降っているわけはないだろうとタカをくくっていた。
が、朝起きると外は雨。
なんてことだ。これから雪山に登るというのに、雨とは。
非常にガックリしながらぼくらは昨日引き返した場所まで行ってラッセルを始めた。
道は雪で埋まっている。
平日を選んだおかげで踏み跡のない雪上を歩くことができた。


ところで今回はパーティーを2つに分けてみた。
各々異なった尾根から登り、途中、頂上付近ですれ違うことになる。
これならお互い無線機で連絡をとりながら登れ、
なんとなく競争意識が生まれて面白いというワケだ。
そんなわけである地点で隊が2つに分かれると次第に空が晴れてきた。
そして、向かい側の尾根を見ると虹までもかかっていた。
少しずつ見え始めた青い空に感動しながら登っていく。

タカマタギ1
振り返ると一昨年登った荒沢山らしき山が…

そして早々と雪洞が掘れそうな場所を探しだし、雪洞堀りを開始した。
ちなみに今回は雪庇状になっている場所の直下にゾンデ(プローブ)を刺して深さを確認、
その後ちょこっとスコップで掘ってみて良さそうな場所を探し出した。
で、我々は5人のパーティーなので、
入り口を2ヶ所に作って掘り進め、最終的に雪洞のなかでそれらを結合させることにした。
中で発生した雪の捨て方についてだが、
多くの本によるとツェルト等を中に敷いて、それを引っ張り出して出す、
というのが主流のよう。
しかし、我々はちょっと頭を使ってテントマット(銀マット)や
ロールマットを利用することに。
これなら銀の部分に雪を乗せるだけで自動的に外へ雪が流れてくれる。
このシステムを採用してから作業効率はグンと上がった。

雪洞堀り
ちょっと不思議な光景

そして、3時間ほどかけて雪洞が完成!
調子こいてかなり広めに作ってしまった。
おかげでギュウ詰めなら10人以上は寝られそう。
もちろん、中はちっとも温まらずかなり寒い思いをすることに…。
だけど雪洞のなかは本当に静かだった!
外は大荒れなのにまったく気づかなかったくらいである。
そう、翌日、山は大荒れに荒れていたのだ。
(つづく)
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