ギンリョウソウ

Photo by Daichi Miya

四万十の目黒川滑床(なめとこ)渓谷で見かけたギンリョウソウです。

ギンリョウソウといえば、初めて見たのは沢登りで頂上を目指して尾根を登っているときのことでした。
場所はたしか、谷川連峰だったと思うのですが、はっきりとは憶えていません。

尾根に銀色に輝くギンリョウソウが沢山あったのを見たとき、なんだか薄気味の悪い植物だなあ、と思いました。
そう思うのも無理のない話で、調べてみると「ユウレイタケ」という別名があるのだとか。

当時はこの植物なのかキノコなのか分からない生物の名前を知りませんでしたが、
後に小説「西の魔女が死んだ」(梨木香歩著・1994)を読んでいるときに、
山で見たその生物の容姿をそっくりに描写したシーンがあり、
それで、山で見たのは「ギンリョウソウ」だったのではないか、と気づきました。

その後も沢登りをしたときなどに何度か目撃していたのですが、
特にそれがギンリョウソウなのかどうかを確かめることはありませんでした。

ところが今回、四万十ガイア自然学校のドラゴンランというイベントに参加し、
植物に詳しい参加者から改めてこれが「ギンリョウソウ」なのだということを聞き、確信をもちました。

小説「西の魔女が死んだ」でも、ギンリョウソウは物語中で重要な役割を持っていますが、
私にとっても「西の魔女が死んだ」は思い出の作品です。

思えば、この小説がキッカケで、今まで興味のなかった現代小説をよく読むようになったからです。

なぜだか、ギンリョウソウを見かけると様々なエピソードを思い出します。
この植物の姿自体は今でも気味が悪いと思うのですが、
それでも私にとっては大切な思い出を開く鍵なのです。

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