台湾の居留ビザ申請ができなかった2つの意外というか間抜けな理由

台湾の居留ビザ申請という壁は違う意味で高かった

台湾の居留ビザ申請という壁は違う意味で高かった

海外で暮らしている時に誰しもがぶち当たる壁というのがある。言葉の壁に、文化の壁。

それから、他にもいろいろある。きっと他にもいろいろあるはずだが、あと何があるんだろう。ちょっと今は他に思いつかなかった。

ところでぼくは今、台湾に在住する日本人ならば必ず一度はぶち当たるであろう居留証取得の壁の前にいる。

そうそうそれだ。ビザの壁というものもある。

さて、今回も前回に引き続き「しようとしたのにしなかった」話をしてみたいと思う。一見誰の役にも立たなさそうに思えるが、これが意外と一部の人の役に立つはずだ。だからこの話をしてみたいと思う。

台湾で居留ビザを申請しようとしたけどしなかったお話

そう、こんなブログを見に来るような賢明な読者ならすでにお気づきだろうが、今回の「しようとしたのにしなかった」ものは、居留ビザの申請だ。

事前に説明しておきたいのは、そもそも「居留ビザ」とは一体なんなのかということ。

普通、台湾で長く暮らしている人は「居留証」というカードを持っている。

ちなみに英語だと「Alien Resident Card」略して「ARC」と呼ばれる。

「エイリアン・レジデント・カード」とはなんともSFチックでカッコイイ。台湾に長く暮らすならぜひゲットしたいものだ。というかゲットすることが義務付けられている。

この居留証はつまるところ「台湾で暮らしてもいいよっていう権利」を証明するものだ。これを持っている人は多い。

ところが、同じように台湾で暮らすためのビザである「居留ビザ」を持っている人は少ない。なぜなら、居留ビザはこの居留証をゲットするための一時的なビザに過ぎないからだ。

なぜだか知らないが、居留ビザをゲットしたら2週間以内に居留証に交換しなければならないらしい。

だったら最初から居留証を発行してくれればいいのにと思うのだが、とにかくそういうルールらしい。

ちなみに妻は「政府はお金が欲しいだけじゃないの?」と言っている。いかにも国民らしい意見だと思った。

まあ真偽はともかく、外国人であるぼくの立場は台湾ではたいへん弱い。なので、何に関してもなるべく穏便に済ませるように心がけている。

分かりやすく説明すると、巨人ファンが甲子園のライトスタンドにいるような感じである。野球世代の方なら、ぼくがいかに心細いかをきっとご想像できるだろう。

だからなるべく事を荒立てないように、今回もルールに則って居留ビザの申請をしようと思う(←当たり前のことしか言っていない)

居留ビザ申請のために台北の移民署にやってきました

さて居留証、いやここはレアカードっぽさを強調するために「居留証(ARC:エイリアン・レジデント・カード)」と書きたいと思う。

とにかくその「居留証(ARC:エイリアン・レジデント・カード)」を手に入れる第一歩のために大量の書類を集めて台北の移民署にやってきた。

ここに来るのは2年ぶりくらいだ。前回は学生ビザの延長をするためにやってきた。あの時は入学の1ヶ月くらい前に学生ビザで入国し、後で学生ビザの延長をするというちょっとチートな方法で長めに滞在していたことを思い出す。

この方法は別に違法でもなんでもないのだが、そんなことは誰も想定していないらしく、日本の代表処でそれが可能かどうか確かめるとうまくはぐらかされたので内心ドキドキしていた。

まあ実際はなんの問題もなくビザの延長ができたので、のっぴきならない理由がある方はこの方法で長めに台湾に滞在することも可能だということをお知らせしておこう。

ちなみに普通は身の回りの準備のために早くても入学の1週間くらい前に入国すると思うのだが、この方法ならその気になれば2ヶ月とか3ヶ月早く入国することができる。

もちろん、そのやり方で何か問題が起きてもぼくは責任を取れないのであしからず。そもそも、もしかしたら今はそういうことはできないかもしれない。

そんなこともあったので、ビザとかの手続きとか、そういうのは全部台北の移民署っしょ、と思っていた。その時までは。

皆も注意しよう! 何でもかんでも台北の移民署に行けばいいってワケじゃない

番号札を取り「やっぱり外国人多いな〜。待ち時間もけっこうありそうだな」などと思いながら申請書に記入する。

見本があるのであんまり迷わないが、日本人の場合は名前が漢字なので、名前の記入欄に英語で書くべきか漢字で書くべきか一瞬悩んだ。

悩んだが一瞬だけだ。別によく考えなくても漢字があるんだから漢字で書けばいい。

ちなみになぜ一瞬悩んでしまうのかというと、外国人向けだから申請書は基本英語で全部記入できるようになっているのだ。

だから途中まで英語で書いていて、いきなり漢字で書けるところが出てくると一瞬悩むというわけ。

この気持ちをご想像できるだろうか? たぶんほとんどの方はピンとこないと思う。なんとなくズルしているような気分になるのだが、この気持ちはたぶん台湾か中国か香港…要するに中国語圏でしか味わえないだろう。興味のある方にはぜひ味わっていただきたい。

とここで、どんな気持ちかを伝えるのに、どんな例えが良いか悩んだところ、分かりやすい(とぼくは思う)名案が浮かんだ。

『英語のテストでどうしてもスペルがわからず、苦し紛れにカタカナで回答したところ、おまけでマルがもらえたみたいな感じ』

である。どうだろう。なんとなくズルしている気持ちにならないだろうか。

さて、書類が全部そろっているかを確認したら、一枚だけ足りないのがあって慌てる。でもまあなんとかなるだろうと開き直り、待つことおよそ30分。ようやく順番が回ってきた。

ぼくは得意げに書類を差し出した。このビザ申請のために大変な努力をしたのだ。得意げにならない方が難しいと言えるだろう。

しかし、書類を受け取ったお姉さんから衝撃の一言!

「お住まいは新北市ですね。では台北ではなく新北市で申請してください。あと、結婚して居留ビザを手得される場合は、配偶者も窓口に来る必要があります。」

これはもう、「衝撃の一言」というよりは「痛恨の一撃」である。なんと、わざわざ台北の移民署までやってきたのに、場所が違ったのだ。どうやら住んでいる場所の管轄の移民署で手続きする必要があるのだという。

今思うと、交流協会でもらったレジュメにそう書いてあった。ふだん、他の人にきちんと資料を見るように注意しているのに自分が一番できていなかった。誠に申し訳ございません。

交通の便がめちゃくちゃ悪くてバイクがないと来たくない新北市の移民署にやってきた

ということで、日を改めて新北市の移民署へやってきた。今回は妻も連れて準備は万端である。しかも朝イチに来た。ちなみに、ぼくはバイクの免許は持っていないので妻に連れてきてもらったという方が正しい。

朝イチなら手続きもスムーズに進むだろうとタカをくくっていたら、同じことを考えている人が他にもたくさんいて結局番号札を取って待つことになった。

10分ほどで順番が回ってきた。早速書類を担当の男性に見せる。今回は前回忘れてしまった書類も揃えているので、なおさら得意げだ。

ところがまたしても衝撃の一言、いや会心の一撃が!

「ビザが発行されるまで2ヶ月くらいかかる。その間は引っ越しも出国もできないけど大丈夫?」

引っ越し、するよ! 再来週に!

なんということだろうか。居留ビザは2日くらいでもらえるとどっかで見た気がしたのだが、全くの勘違いだったようだ。

今ここで申請してしまったら引っ越しができない。ということは引っ越し先の澎湖で申請するしかない。幸いにも引っ越ししてからでも間に合うことが分かり一安心するが、なかなかギリギリになりそうだ。

居留ビザという壁は、想像より斜め上に高いのであった。

ということで今回の検証では、居留ビザの申請は住所がある場所で申請しなければならないし、発給されるまで2ヶ月もかかる。さらにその間は引っ越しも出国もできないということがわかった。

みんなも気をつけよう。

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