行き先は、風に聞いてます。

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屋久島紀行(31) -千尋の滝-

トローキの滝からちょっと走ったあたりに、
「千尋の滝(せんぴろのたき)」につづく道がある。
トローキの滝とは違って山のなかにある滝。
国道を一歩それたらすぐに山道だ。
しかし、今回利用している自転車はハイテクな電動自転車。
ちょっとペダルを踏むだけで勝手に山道をスイスイ上がっていく!
グングン上がっていくぜ。
電動自転車ってこんなにすごかったんだ。
これならラクショーだ!
などとぼくは調子に乗りまくっていた。すると…。


電池切れ!
なにぃ!
まだ全然登ってないよ!
そんなの聞いてない聞いてない。
こんなに早くバッテリーなくなんの?
ああ、だからレンタルサイクル借りる時に予備バッテリーのこときかれたのか。
でも、予備バッテリー借りるのがまた有料なんだよな。
なんてセコイ商売だ…。
それでもどうしても滝を見たかったぼくは引き続きがんばることにした。
昨日の山はあんなに寒かったのに、今はもう炎天下の下。
もう11月なんじゃないの?
バッテリーが切れた電動自転車はもうただの重たい自転車でしかない。
しかし、それでも自転車のカゴに大きなザックを乗せながら延々と歩く。
軽快に通り過ぎていく自動車…。
いつしか汗が滝のように流れてきて、ぼくは思わず上半身裸になってしまった。
上半身裸の男の横を観光バスが通り過ぎていく…。
いいさいいさ、きっと苦労した方がありがたみがあるってもんよ。
結局汗だくになって展望台に到着した。
これから自転車で屋久島を回ろうとしている方には注意。
山道に入るときは自転車ではなく自動車で入りましょう。
苦労した末に見たいという方は、自転車押しながらがんばってください。

屋久島紀行(31) -千尋の滝-

 

(つづく)
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