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本当に好きな人は、秋に行く。

本当に好きな人は、秋に行く。

By robynejay


いよいよ残暑もおわりをつげ、すっかり秋めいてきました。
今年の夏はあこがれの富士山登山にでかけた方もおおいのではないでしょうか。

山といえば夏。

そんなイメージをもたれている方、いらっしゃいませんか。
たぶん、ほとんどの方が「山=夏」と連想するのではないかとおもいます。

しかし、私にとっては異なります。
私にとって山のベストシーズンは、春と秋。

登山シーズンがおわった気のするこんな日は、秋の山の魅力についておはなししたいと思います。

さて、そもそも私は夏の山があまり好きではありません。
それにはいくつか理由があります。


岳人 秋山2011 2011年 10月号 [雑誌]

1,人がおおい

なぜって、それは人がとにかくおおいから。

たまに人が大勢いる場所に行くのはわりと好きで、うきうきしたりするのですが、
やっぱり現実社会とはなれることができる山のなかでは、
あんまり人に会いたくないのが正直な感想です。

もちろん、単独で山に登っているときは人に出会うとうれしいものですが…、
それにしたって、夏山にひろがるテント村はゴメンです。

2,あつい

夏の山はあつい!
あたりまえですが。

冬山でもあんなに汗だくになるくらいの運動量なのに、
もともとあつい気温のなかで登山するのは、あんまり好きではありません。

3,いくなら沢にいきたい 

最大の理由はコレかもしれません。
冬の沢登りは危険だし、さむいからキライです。

やっぱり夏は太陽の光をおもいっきりあびながら、冷たい沢のなかを泳いでいたいです。 
だから、夏に山にいくときは沢にいきます。

とまあ、以上の理由から私は夏はあんまり山にのぼりません。
山にいくにはいくんですけどね。ただし沢をのぼります。

では、次になぜ「本当に山が好きな人は、秋に行くのか?」という理由についてご説明します。

1,しずか

秋の山は本当にしずかです。
じっくりと山を楽しむことができますし、頂上でぼけーっとしている時間もあります。

2,秋の味覚

秋の山には味覚があります。
キイチゴなんかはすぐに見つかります。

また、運が良ければアケビやヤマブドウなんかも。
あと、キノコも忘れてはいけませんね。

でもキノコの同定はむずかしいので、素人さんはやめておきましょう。
ちなみに私は食べます。今のところセーフです。 

3,温泉も気持ちいい

山からおりたら温泉へ。
火山国日本ならではの楽しみともいえるでしょう。

温泉は露天風呂にかぎります。
そしてその露天風呂はちょっと外気温が低いほうが気持ちいいと思います。

ちなみになぜか男風呂は外から丸見えのところにあることが多いです。 
なお、女風呂はのぞけません。念のため。 

以上のような理由から、私は秋の山が好きです。
春の山も山菜がとれるのでオススメです。

しかしながら、秋の山、春の山とも人がすくなければそれだけ危険もふえます。
例えば、急激な天候の変化によって雪がふることもザラですし、
疲労凍死の危険もだいぶ高まります。

だからこそ、本当に山が好き(=ちゃんとした知識と経験がある)な人しか
行かないシーズンでもあるわけです。 


岳人 秋山2011 2011年 10月号 [雑誌]

本当に好きな人は、秋に行く。

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