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今、なぜ台湾でECOFFを始めるのか?

台湾に引っ越して来たばかりの頃、やりたかったのは日本人が台湾に来てボランティア活動をするというものでした。

逆も然りで、台湾人が日本の離島に行ってボランティア活動をするということばかりを考えていました。

実際に、日本人が台湾に来ることと、台湾人が日本に行くこと、両方とも実現はしました。

ですが、言葉や文化の壁は厚く、参加者数を増やしビジネス的に起動に乗せることは難しいと考えています。少なくともECOFF程度の規模では。

おりしも、今年はコロナ禍で十分に活動することができなくなってしまいました。

ECOFFのほとんどの地域が活動を自粛し、開催を決定しても直前に中止となるような日々。

好きな仕事ができなくなり、皮肉にもいわゆる「やりたいことが分からない人」の気持ちが分かってしまいとても辛かったです。

しかし、6月にもなると台湾は一足先にアフターコロナに突入。

そこで気付いたのは「あれ、今なら台湾にECOFFの活動を広められるのでは?」という単純なことでした。

ECOFFが起動に乗っている時は、正直新しい事業を展開する余裕はありません。

また、副業のガイドも時間を売るような仕事なので繁忙期にはECOFFとガイドの両立でいっぱいいっぱいでした。

が、今なら…。今なら十分な時間をかけて新しいことにチャレンジできるはずです。

しかも、台湾の国内なら移動は自由。海外に行けずに悶々としている台湾の学生や若者にとって、台湾国内の農山漁村での生活体験は魅力的に映る可能性があります。

台湾で暮らし始めた頃は、日本と同じようなサービスを提供すれば成功すると勘違いをしていました。

ですが、今は台湾人と一緒に仕事をすることで、曲がりなりにも台湾の文化を理解してきていると思います。

もちろん、日本人にも理解してもらいにくい事業内容を僕の拙い中国語で伝える事は困難なことではありますが、ぼくには日本語が得意な台湾人のカミさんがいます。

それに何より、この数年でぼくの応援をしてくれるたくさんの台湾人に会うことができました。

今のオレなら…、できる…、かも…!?

台湾では、残念ながら2021年末までは海外旅行の解禁が難しいだろうと言われています。

逆に言えば、台湾では来年も国内旅行ブームが続くということで、ECOFFを台湾で始めるにあたっては願ってもないチャンスと言えるでしょう。

これから何をすればいいのか分からず、暗く淀んだ気持ちだった時間が多かった2020年ですが、今はすぐにお金になるわけではありませんが、明確な目標が見えてきました。

何とか1年を生き延びることができたと言う安心感も非常に大きいです。

この先の世界がどうなっていくかは分かりませんが、このピンチをチャンスと捉えて這いつくばって進んでいきたいと思います。

皆さん、とりあえずコロナに翻弄された2020年はもう終わります! まずはこの1年を乗り切れたことを感謝しましょう。

来年中にECOFF台湾を本格始動させ、再来年はECOFF台湾とECOFF日本を組み合わせた国際ボランティアをするのが当面の野望です。

皆さん、再来年に台湾でもお会いしましょう〜!

ま、来年コロナが急に終息したらそれどころじゃなくなるかもですけどね🤣