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伝書鳩は一ヶ所にしか行けません。

photo credit: AHMED… via photo pin cc

伝書鳩…。

インターネットや携帯電話が定着した現在、これほどノスタルジックでエコに感じる通信手段はないでしょう。

マンガや映画では伝書鳩が主人公の元に飛んできたりしますが、果たして本当にそんなことができるのでしょうか?

というわけで、調べてみました。

伝書鳩はお利口なわけではなく、帰巣本能を利用しているだけ

すると、伝書鳩というのは鳩の帰巣本能を利用しただけなんですね。

つまり、ある一定の場所で飼っている鳩を連れ出し、足などに手紙を入れた筒を装着して放す。

すると帰巣本能により、鳩は自分の巣にもどる。と。

なるほど。ということは、伝書鳩は一カ所の場所にしか手紙を届けられないのか!

そりゃーそうですよねぇ。すると、やっぱり通信手段としては問題が多すぎますね。

しかし、伝書鳩は戦時中にも利用されたり、昔は報道関係で使用されたこともあったそうです。

なかには、移動鳩といって、移動する鳩舎に戻れる鳩も訓練されたそうです。

しかしながら、伝書鳩が利用されなくなった現在では、その訓練方法も失われてしまいました。

これも一種のロストテクノロジーですよね。昔の人はいろいろ工夫していたことが伝書鳩からも分かりますね。

現在はなんでもコンピュータに頼りっぱなしの私たちですが、いつか科学技術が使えなくなってしまったときのために、自然の力を上手に利用する知恵も大切にするべきかもしれません。

こんな本もあるくらいですし。

参考にしたWikiはこちらです。

伝書鳩