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懲りずにトカラに行きました(17)

-トカラに行ってきました-

トカラには琉球・ヤマト・東南アジアの文化が入り交じっている。
写真はそれらが混じり合った末の供物だろうか。
それとも、まったくトカラ独特の供物なのだろうか。興味は尽きない。


 最初は本当にたまたま偶然出会った場所だったけれど、
そのおかげでぼくはトカラの人との出会いはもちろん、その周辺の人々とも出会うことができた。

結局今ではトカラに関する卒業論文を書いて大学を卒業しようとしているし、
卒業後ワーキングホリデーでオーストラリアに行くことに対する気持ちもトカラを通じて決心できた。

“Life is what happens to you while you are making other plans.
(人生とは、何かを計画している時起きてしまう別の出来事のこと・訳星野道夫)”

とはよく言ったものだと思う。

「どうせ何かやろうとしても他のことが始まるんだろうなー」
とノンキに考えていたらやっぱりそういう風に転んでいってしまったようだ。
このblogを始めたきっかけもトカラを通じた周辺からの影響だし、
もう少し写真に対して真面目になろうかと考えたのも周辺の影響だ。

 ん? トカラ自体からの影響が少ない?
いえ、トカラに行かなければもうとっくに海外に目を向けていたんではないかと…思います。

 トカラの秘境っぷりに関してはこんな記事あんな記事を読んでいただければ察しがつくかと思う。
とにかく、国道が通っていない村を連想していただければ十分かと思われる。
沖縄にも、海を渡る国道があるにもかかわらず、である。トカラにはない。

 来年には今世紀最大の皆既日食ということできっと多くの人がトカラを知ることになるでしょう。
そんなときはこのblogの過去の記事をネタに家族やお友達に知識を披露してください。
その頃にはこのblogにはオーストラリアの記事ばっかり載っていることでしょう。そうでありたい。

 なにはともあれ、人生の前半戦でおそらくもっとも大切だと思われる時期に
トカラに出会えたことは幸運だと思っている。

そんな場所はあなたにもきっとあるはずです。
なければ、これから出会うに決まってます。たぶん。
出会えなければ、それは自分から動いていないからだと思…うんだけどなあ。

“Fate is kind.”

では次回からは屋久島の記事でも書いていきましょうか。
またときどきトカラの記事を提供していきたいと思っております。

(連続トカラ記事・おわり)