私にとっての旅、そしてカメラ。
Photo by Daichi Miya
気がつけば旅に出ていた。
行き先はきまって大自然のなか。
自然は時に厳しいがその厳しさを受け入れなければ輝くような美しさに触れることはできない。
いつの頃か自分は山や沢に行きたいのか、
それともシビレるくらいの光景を見たいだけなのかわからなくなっていた。
だが、結局はこうだ。
旅に出る。
その行程で起こる出来事、人との出会い、そして、非日常的な景色との出会い。
それらが好きなのだ。
ぼくは目的地よりも行程に重きを置く。
そして旅先で震えるような感動を味わう。
ぼくは喜ぶ。
なぜならそれ以上の体験がこの世界にはまだまだ在ると実感するからだ。
ぼくにとって旅とは行き先選びではなく、その都度起こる出来事のこと。
だからぼくがカメラを構えるとき、そこには物語が常にある。
行き先はどこでもいい、そして旅というストーリーを楽しむ。
それこそがぼくが撮りたいもの。そしてカメラを持つ理由だ。
先日、おかげさまで「フォトグラファーズ・サミット」主催の「旅するGR」にて特別賞を受賞いたしました。
上の文章は、その作品に添えたコメントです。
が、写真は受賞作品とは異なります。
発表会に行かなかったので、いまだにどれが受賞作なのかわからないんです(^^;
そろそろmyspaceで発表されないか、と待っているのですがまだみたいです。
早く知りたい…。