行き先は、風に聞いてます。

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道に迷ったら、小さな頃を思いだそう。

ぼくは「村おこしNPO法人ECOFF」という名前のNPO法人を運営しています。

このNPOの目的は、その名の通り「村おこし」をすることです。

しかし、一口に村おこしといっても様々な考え方がありますよね。

お金をもらえればそれでいいのか?
観光地化をすればいいのか?

その答えは千差万別だといえます。

しかし法人として活動する以上、中途半端をするわけにはいかないので、
ECOFFではECOFFの考え方を示しています。

それは、

村の人と都会の人の交流を活発化させる

ということです。

だったら、観光化するのかい?
といわれると、それはどちらとも言えません。

村の人が観光化を求めているなら、観光化すべきでしょうし、
そうでないのであれば、観光化はすべきではありません…。

しかし、これはあくまでも法人としての考え方です。

なにがいいたいのかというと、つまり、個人的な考えは、
もう少し違いますよ、ということなんですね。

今までは肩肘張って、やれ地域活性化だ、自然を守れ、
だの小難しいことを言っていたのですが、
最近、原点に立ち返ってみました。

なぜ自分が地域活性化を始めたのか??

それは、自分がアウトドアが好きだから、
旅が好きだから、今まで出会った村の人が好きだから…。

だから、村がなくなっては困ると思っていたんです。

村がなくなれば、旅の醍醐味である「人との出会い」がなくなってしまします。

村がなくなれば、そこにある自然は荒廃していってしまいます。

ぼくは原生林も大好きですが、
日本の国土のほとんどを占めるのは「二次的自然」といって、
人の手が加えられているものです。

だから、村がなくなれば人の手が入らなくなり、
アウトドアの舞台である自然が失われてしまうのです。

そんなのは嫌だな~。と思いました。
そして、探検部であったぼくが出会った村は、
ほとんど人に知られていない場所でした。

ある程度都心に近かったり、
「小笠原諸島」みたいに有名な場所であれば
わざわざ自分がやる必要はなかったのかもしれませんが、
あいにく、その場所には外部の団体はほとんど入っていませんでした。

だったら、自分でやるしかないかな~と思って、始めたのでした。

それが、ECOFFの原点だったんだ…。

ECOFFもさまざまな取り組みを始めましたが、
取り組みに一体感を持たせ、
それぞれが繋がりをもつようにしたいと考えています。

すべてがお互いに力をつけあい、連鎖することによって、
効果的に地域活性化を目指す必要があるはずです。

原点に立ち返ってみると、見えるものがありました。

よく言われることではあるけれど、
なにかに行き詰まったときには、原点を思い出すといいですよ!

そう、例えば「子どもの頃になりたかったものは?」

こんな設問でも、自分を取り戻すことができるのではないでしょうか。