森林組合での初バイト
移住先の玉川町は人口5,000人の町。今治市全体だと15万人もいて愛媛では第二の都市だが、やっぱり玉川町は小さい。
去年の年末に「林業やります」と触れ回っていたのが地元の森林組合にも伝わったようで、仕事のある時はバイトをすることになった。
森林組合のバイトと言っても様々で、まずは森林調査からやりましょうということに。
作業の目的は森林の現況把握。まずは調査してから、その後整備するのかどうかという流れになるようだ。
現場は森林組合から車で30分ほどの場所にあり、この辺りでは典型的なヒノキの放置林ということだった。
ハッキリ言ってボロい。植林された後、一度も間伐されていないし、細くて曲がった木ばかり。
整備するとしたら、切り捨て間伐しかないし、そのためのお金はどうにかして政府が負担するしか方法はなさそうだ。
これが自分の山であれば、なんとか儲ける方法を必死で考えるかもしれないが、今の日本では、そこまで山に興味を持っている山主さんほとんどいない。
かと言って、このまま放置すれば土砂災害を起こすかもしれない。
こんな山が日本中にあるのかと思うと恐ろしくなってくる。
地域の活性化と山の整備は切っても切り離せない。村おこしボランティアの次は、やっぱり森づくりボランティアをやらないと。