
灼熱の砂漠を越えろ!
僕たちは真っ昼間の砂漠のなか、ひたすらに日射しが弱まるにを待っていた。
いったい、この砂漠の気温は何度に達しているのだろうか?
まるでアスファルトの道路はBBQではないか。
このままではさっきの町で買ってきたソーセージがこんがり焼けてしまう。
というか試してみたら本当においしそうに焼けてしまったではないか。
そう、ぼくらは今永遠に輝き続けるのではないかと疑ってしまうほどのギラギラの太陽の下でひたすら陽が暮れるのを待っている。
え? なぜかって?
地図を読み間違えて
水を補給せずに出発したら
水が足りなくなったからである。
なんということだろうか。
まさか町だと思った場所がただの川の名前だったとは・・・。
しかもその川には水一滴も流れていない。
本当に困ってしまう。
なんというおっちょこちょい3人だ。
しかも3人ともむさ苦しい男なもんだからちっとも可愛げがない。

しまったなあ、どうしようか・・・。
とりあえずこの水の量では足りるわけがない。
水分をできる限り節約するために陽がくれて涼しくなってから出発するか・・・。
それしかないよなあ・・・。
仕方なくぼくらはわずかな木陰でデ〜ンと横になって、ひたすらハエからの攻撃に耐えていたのであった。
しかし、このハエの数は尋常ではない。
マサトとサトルは頭に被る蚊帳を持っていたのでなんとか耐えることが出来ていたようだが、ぼくにはそんな秘密兵器はなく時おりハエの襲撃に耐えきれず奇声をあげるハメになってしまった。
やがて・・・時は少しずつ過ぎていった・・・。
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