アメリカのNPOの収入が凄すぎるらしい。
アメリカにある20以上のNPOが、2010年と11年に幹部に対し、年間100万ドル以上の報酬を支払っていたことが、クロニクル・オブ・フィランスロフィーという慈善活動の専門紙の調査で明らかになったそうです。
100万ドル…。
現在のレートで約7900万円ですよ。あと少しで1億円ではないですか!
1億円ったら日本でそこそこ有名なNPOの年間総収入くらいですよ。
http://www.npo-egao.net/outline/accounts.html
やっぱり、本場のNPOは違いますねえ…。
一方で日本のNPOの平均年収は約200万円。
http://pmi-c.weblogs.jp/social_eye/2010/11/npo-a769.html
もちろん、理事と一般スタッフの間で差があるとはいえど、今回のアメリカNPOのCEO収入との違いは実に40倍です。
日本のNPOの間では、アメリカNPOのように「しっかりと」収入を得ようという動きがあります。しかし、100万ドルとは過剰な気がします。
もちろん、NPOスタッフの収入を増やすことによって、NPOの社会的立場を上げ、優秀な人材を集めやすくできるという側面はあるのですが…。
優秀なスタッフにそれ相応の収入を与えるのは当然ですが、あまり過剰にしてしまうと寄付者からの賛同を得られないのではないでしょうか。
これでは日本の国会議員と一緒です。
が、まだまだ日本のNPOにはそんなことを心配する必要はないのでした。いつか、日本のNPOもこんな風に報道される日が来るのでしょうか…。