ヒマワリは寂しがり屋か?(1)
バイト先の某ビアガーデンでヒマワリとアサガオを育てている。
アサガオはプラスチックカップのポットで丁寧に育て、
今ではお客様の目に見える場所に移植し、明日にも第1号が開花しそうなくらいになってくれた。
ヒマワリはというと、最初いきなり花壇に撒いた種は全滅してしまったので、
予備としてとっておいた4粒をこれまたプラスチックカップのポットで大切に発芽させ、
今では人の目に触れる花壇に定植して元気に育ってくれている。
ちなみにこの4株のヒマワリはうち1株を更なる「予備」として、
目立たない場所に定植し、3株は目立つ場所、いわばお立ち台に定植しておいた。
1株の方が条件がいいはずなので、3株が心ない人によって枯らされても、
最悪コイツだけは残ってくれるだろう、と思ってのことだ。
ところが条件の良いはずの1人っ子ヒマワリと3兄弟ヒマワリとの成長に興味深い変化が現れた。
まずは以下の写真をご覧いただきたい。
写真A:1人っ子ヒマワリ
写真B:3兄弟ヒマワリ
いかがだろうか?
成長の具合をわかりやすくするためにボールペンを一緒に撮影したので、違いがよくわかるかと思う。
では、次にAとBの栽培条件の違いを見ていこう。
(A)
条件1…1株だけなので、十分に栄養を摂ることができる。
条件2…Bとくらべてだいぶ土が深い。
条件3…土が深いため、周辺にドクダミが生えておりm地下茎がはびこっている可能性がある。
条件4…1人っ子!
(B)
条件1…3株なので単純に考えると、摂取できる栄養分が3分の1になる。
条件2…実は土がとても浅い。5cmくらいしかない。
条件3…土が浅いため、周辺には雑草が一切生えていない。
条件4…兄弟みんなと一緒!
ちなみに日照条件はほとんど変わらないはずである。
なにせ距離があるだけでこの4株のヒマワリは同じ花壇の中にある。
土が深くて1株だけの方が有利な気がするのだが、なぜAとBでこれほどの差が見られるのだろうか?
上記の条件を考慮すると、可能性として高いのは、条件3から考えられる
「ドクダミが周辺に生えているため」
と推定するべきだろうが、ここはあえて条件4に着目してみよう。ズバリ、
「ヒマワリは実は寂しがり屋なので、1株より複数株一緒に育てた方がいい」
という仮説である。
実際、「コンパニオンプランツ」といって、一緒に育てるとうまい具合に育つ組み合わせの植物が存在する。
それとは若干異なるかもしれないが、仮説としての面白みはあると思う。
そこで、この仮説を立証するために、Aの1人っ子ヒマワリのところにBのうちの1株を移植してみようと思う。
Aの1人っ子ヒマワリをBに移植するのでは、実は気づかなかったマイナス条件がAにはあった、
という可能性を拭うことができないからだ。
仮説が正しければ、1人よりは2人の方が元気になってくれるだろう。
と、いうことで移植後、何か変化があった場合(なかった場合でも)、この場で紹介をしようと思う。
このブログは一応「旅行」モノなのだが、まあ、たまにはいいということで。