贅沢の舞台裏
photo by cotaro70s
Facebookのザッカーバーグ氏の今年の目標は、
自分で殺した動物しか食べないということだとブログヘラルドに掲載されていました。
これに対して私も共感するところがあります。
肉はおいしいです。
だけど、実際にと殺(動物を殺して加工すること)している現場を見ると、
ほとんどの人がかわいそうだ、と漏らす。
私が大学の収穫祭で「豚の丸焼き」を売っているとき、
多くの人が「かわいそう、気持ち悪い」と言っていましたが、
一方で、小さな子どもにお母さんが「ほら、ちゃんと見て」と言っていたのが印象に残っています。
また、オーストラリアのタスマニアにある離島で暮らしていたとき、
WWOOFホストの方は肉に関しては完全に自給自足をしていました。
滞在中に野生のワラビーを目の前で解体して食べさせてもらったことがあり、
この時ほど「生命の食べ方」について学ばされたことはありません。
現在私たち人類が抱えている問題の中に「食糧問題」があります。
米や小麦粉に比べ、肉は生産効率が非常に悪いのにも関わらず、
多くの国が肉食文化へ移行していっています。私たち日本人もそうですね。
肉を生産するために必要なのは飼料です。
飼料に多く使われるのはトウモロコシなどの穀物です。
肉を100g生産するためのぶんの穀物を人間に分けたほうが、地球全体の食糧は増えます。
都市に暮らすと特に食べ物のありがたみを忘れがち。
贅沢の裏には犠牲にされる動物がいるということを、忘れずに暮らしたいものです。
ちなみに私もなるべく菜食するように気を付けているのですが、
こういうのは一人暮らしでないとなかなか実践できないのが悩みどころです(^^;