沢を120%楽しむ新しいアイデア
Photo by Daichi Miya
前回は、山の夜をいかに楽しむかという話題でしたが、
今回は沢の新しい楽しみ方を紹介しようと思います。
沢登りの楽しみといえば、滝の登攀はもちろんですが、
淵を泳いだり、山菜を摘んだりイワナを釣ったりキノコを探すのも楽しみですね。
しかし、もっと変わった沢登りを追求するのも悪くありません。
そう、例えばチュービング。
チュービングは探検部や川下りの世界でも
かなり少数派の競技人口が少ないアクティビティですが、
いったいどのようなものなのでしょうか?
チュービングとは、車のタイヤのチューブを膨らませて川を下る技術のことです。
もっと簡単に言えば、浮き輪に乗って川を下るようなものですね。ですからかなり不安定です。
しかしこのチュービング。
何がいいのかというと、使わないときは折りたたんでしまえるという点です。
折りたたんで運ぶことができれば、今までは体で下っていた区間も快適に下れるのではないか? そんな発想で私たちはチューブを持って山に入ることにしました。
次に、具体的にチュービングを楽しむ方法を示したいと思います。
- まず最初に、水量のめちゃくちゃ多そうな沢を選びます。
ちなみにこの時点で泳ぎ沢に行ける技術があるのが前提となることに注意。
- 次に、チューブをゲットします。
チューブレスはタイヤ屋さんで手に入ります。
膨らましたときにキレイに丸くなりそうなものを選びましょう。
ちなみに見た目では分からないので、ここは勘で選びます。
- チューブをゲットしたら、自転車屋さんに行って携帯用の空気入れを手に入れます。
いいポンプでないと、チューブいっぱいに空気を入れるのが大変ですので、
なるべく高級なものを選びましょう。
SHIMANO PRO(シマノプロ) ミニポンプ コンパクト ブラック PR320711安いので良ければ、これなんかオススメです。
私がオーストラリアの旅で使っていた製品です。
- ポンプをゲットしたら、ストラップ(6〜8本)と、ネットを買いましょう。
これはチューブに付けて座席にするためです。きっとホームセンターで買えます。
- チューブを膨らます準備ができたら、今度は広い場所で実際に膨らませてみましょう。
なお、最初はチューブのバルブ(空気を入れるところ)に直接口で空気を入れます。
ある程度膨らんだら、今度携帯用のポンプで空気を入れましょう。どうでしょう。
おそらくどこまで膨らませたらいいのか分からないのではないでしょうか?めっちゃパンパンになるまで膨らませましょう。
チューブのカタチがいびつになるくらいまで入れるのです!そして、先ほどホームセンターでゲットしたストラップにネットを通し、
ストラップでぎゅっと締めましょう。カタチがイビツになるまで!
さあ、準備ができましたか?
あとはめっちゃ水量が多い沢に行って下りましょう!
おっと、その前に川下りの技術がある人に川下りを習ってくださいね。
いろんな技術の集大成が沢でのチュービングなのだ。
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