清水寺の近くに、六道の辻(冥界への入り口)があって怖かった。
大人の京都
先日、四万十川の帰りに大阪に寄ったので、そのまま京都にも行ってみました。
探検部の後輩との待ち合わせ場所が、京都南座の前だったので、京都駅に着いてからすぐに南座に行ったら、人がたくさんいて驚きました。どうやら、ちょうど中村勘三郎さんが亡くなった日だったようです。
うっかりテレビに取材されてたら、「何があったんですか?」なんて言って無知さをさらけ出していたことでしょう。良かった良かった。取材されなくて。
なにしろ、笹子トンネルが崩落したことすら知らなかったのですから。四万十川にいると、本当に俗世と離れてしまう気がします(苦笑)。
それにしても、やはり中学校の修学旅行で訪れた京都とは、まったく雰囲気が違いますね。
大人になってからの京都って、いいですねえ。でも、平日なのに観光客がものすごく多かったのはちょっと嫌でした。ま、自分も観光客なのですが…。
京都見物は市バス一日乗車券がオトク
京都見物をする場合は、市バスの一日乗車券がオトクだと後輩から電話が。なんと500円で乗り放題です。普通に乗ったら1回220円ですからね。ものすごくオトクです。よく見てみたら、観光客っぽい人はみんな同じチケット持ってました。
というわけで、どこに行こっかな〜と思って地図を見ます。とりあえず、清水寺に行きたい。
と思って、南座の近くのコインロッカーに荷物を預け、早速バスに乗車。見事、反対方向のバスに乗ってました。頭悪い。
大人の二条城
ま、せっかくなので、清水寺は最後にして他の場所を見物することに。城がけっこう好きなので、二条城に行きました。
入場料じゃなくて、入城料が600円。なんか納得いかなかったが払って入城。
うぐいす張りの廊下が楽しい。本当にうぐいすが鳴いてるみたいな音がするんですね。木がきしむ音にしてはキレイすぎるな〜と思ったら、床に音がなる金具が入っているんだそう。
この金具は、建物の外、縁側みたいなところの裏を覗くと見ることができます。修学旅行の院卒の先生が教えていたところをのぞき見しました。それにしても、この金具何年ものなのだろうか…。
二条城は、徳川時代に将軍が京都に来たときに使われたお城。お城といっても、離宮なので城っぽくはありません。天守閣もないし。昔は天守閣があったらしいのですが、落雷で燃えてしまったそうです。
世界遺産になっている二条城には、大政奉還を言い渡した場所があり、なかなかロマンにあふれています。ここで時代が変わったのか〜、なんて思ったり。
あとで庭園に出たら、修学旅行で来たことがあったことを思い出しました。うーん、この庭だけはハッキリ覚えてる…なんでだろう。そしてガッカリ。なんだ、初めて来た場所じゃなかったのか…。
大人の清水寺
大人になってからの二条城はかなり楽しめました(本当は600円分見ようと思って必要以上にゆっくりしただけ)。
だもんで、けっこう時間が経ってしまい、急いで清水寺に向かいます。なにせ夕方になったら入れませんからね。急ぎます。
今度はバスを間違えないように。そういえば二条城に行く時、全然違うバス停で待ってて時間無駄にしたなあ。
なかなかバスが来ないな〜って思ったら、バス停の看板に「二条城行きのバス停はあっちです」みたいに書いてあった。文字が小さいよ〜。
清水寺はさすがに混んでました! でもなぜか本堂の境内には人がほとんどいませんでしたよ。おかげで静かな一時を過ごせました。
縁結びで有名な地主神社はあんなに人気があるというのに…。縁結びってのは商売になるんだな、憶えておこう。
写真の清水も飲みたかったのですが、ディズニーランド並に長い列だったので諦めました。清水寺にはファストチケットはありませんからね。
ひと通りまわって、清水坂を下りました。この先に後輩オススメの六波羅蜜寺があるというので。
なんか気味が悪いと思ったら
清水坂の途中にある職人っぽいお店で竹のねじり箸を購入。1年以上前に四万十川で友人にもらった箸がボロボロになっていたので、ちょうど良かったです。手づくりなのに420円。あ、写真がまだない。
で、更に下って行くとすっかり日が暮れてしまいました。案の定、六波羅蜜寺に着くとすでに門がしまっています。
しかも、なんかよく分からないけど気味が悪い。なんでだろう。
さっさとこの場所からいなくなりたいのだが、後輩の麹場がこの近くらしいので、うろうろして時間をつぶす。すると。
こ、これは!
六道の辻!(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天界:要は冥界への入り口)。ここは六道珍皇寺というお寺で、平安京時代、まさにここが、いわゆる死体置き場だったらしいです。うわー、なんか薄気味悪いと思ったら…。
それと一番気味が悪いと思っていた子育地蔵尊のとこも、あとで調べたら「子育て幽霊」の伝説がある場所のようでした。
なんでしょうね、やっぱりそういう場所って雰囲気ありますよね。
舞妓さんで目の保養
で、その後は無事に後輩と合流できました。まさに子育て地蔵の近くにある麹場が彼の職場らしいです。ここから大阪に戻って、海外溯行同人の方々と飲み会なのです。
駅に向かう途中で、いかにも一見さんお断りな雰囲気のお店がずらっと並んでいる通りを歩きました。舞妓さんもけっこういましたよ。見るの初めてだったかも。
そして、大阪で無事に海外溯行同人の面々と会って楽しくお話しました。それにしても、彼らは本当におかしいと思う。本当、よく生きてるよなあ〜。
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