都民の森でツリークライミング。
木登り…。
それは、懐かしくて新しくてカッコいいスポーツなのだ。
ツリークライミング、つまり格好良く言うと「木登り」という
アウトドア・アクティビティがある。
一口に木登りというと手と足を使い、まるでお猿さんのように
登るシーンを思い浮かべるかもしれない。
しかし、今風の木登り、
つまりツリークライミングはそんな原始的なものではない。
あるシンプルな道具を使うことによって、
誰でも安全に登ることができるアウトドアへと昇華したのだ(って大げさか)。
ぼくも小さな頃は兄と一緒に家の前にあった木によく登ったものだ。
今ではもうないが、木登りした思い出は今でも鮮明に思い出すことができる。
やはり、体を使った経験は後になってもよく覚えているものだ。
そうやって危険なことは危険だと学んだし、思いやりの心も学んだ。
近頃は外で遊ぶ子どもたちの姿がめっきり減ってしまったのでちょっと心配だが、
都会の子どもたちは何をして遊んでいるのだろう?
木登りできるような木なんてないし、
あったところで木登りなんて許されることはないのだろう…。
さて、そんな木登りなわけだが、ツリークライミングの技術を使えば、
実は安全に樹上からの景色を楽しむことができる。
これは、アメリカで培われたアーボリスト
(日本風に言うと林業従事者や植木屋。なんかぱっとしない響き…)の技術を
アウトドア・アクティビティに応用したもので、
体を支えるハーネスとロープ数本を使って木に登るものである。
最初は、ぼくも手足を使って登るイメージだったのだが、
実際にやってみると非常に安全かつ効率的で素晴らしいことがわかった。
足元にはなにもない状態で、木の枝に引っかけた一本のロープを頼りに登っていく…。
高い場所好きにはたまらないし、木や森と一体になれる感覚も忘れがたい。
この土曜日は東京チェンソーズが「都民の森」で実施する
ツリークライミング体験会のお手伝いに行ってきた。
久々のツリークライミングだったので、
まずロープの設置方法を思い出すのが大変だったが、
苦労して設置したロープに子どもたちがぶら下がり、
満面の笑みを浮かべているのをみると救われた気分だ。
あいにく、昼過ぎに雷雨が来たので早めの撤収となったが、
子どもたちは満足して帰っていった。
環境教育は楽しい。
というか、「都民の森」に行ったの初めてだ。
ずっと都民なのに。