鳳凰三山1日目、カモシカを見るなら鳳凰三山がオススメ!?
いや~。昨晩は本当に苦しかった。今度から気をつけよう。
ということで気をとりなおして、初日。
思ったとおりの快晴だ。
登山口できちんと登山届を書く。ちゃんと登山届を出すポストがあるんだから立派だ。
特に団体名はないのでお互いの会社の名前を書いたら意味が分からなくなった。
普通に出身大学の名前にするのが正解だったかもしれない。
まあ、遭難しなければ関係ないのだ。
とにかく陽気がよくて汗ばむ。これは尾根に出たときの景色が楽しみだ。
と…ふと目の前に何かが現れた。
カモシカだ!
いや~。
前回やってきた時もカモシカの姿を見たけど、その時は遠~くから見ていたんだよなあ。
これはチャンスとばかりに、ゆっくりと間合いを近づけていく。
近づけてゆく…。
妙な空気が流れるなか、カモシカさんの撮影会となる。
そして、しばらくするとカモシカさんはまるでカモシカのように美しい脚でカモシカのように去っていってしまった。
うわ~。カモシカ見られるなんてラッキーだなあ!
しかも一緒に来ている人はちょっと前に八ヶ岳でも目撃しているのだから、いや~、いいですね、山は。本当に。
きっとこんなに近くでカモシカを見られるのは、なかなかないだろうなあ。
ああ、良かった良かった。
・・・
・・・
・・・
そしてぼくらはまた歩いた。
まだ雪のほとんどない、平凡な樹林帯を。
・・・
・・・
・・・
歩いたのだ。
・・・
・・・
・・・
と、ぼくが黒い岩陰を通り過ぎた後、一緒に登っていた人がぼくを呼んだ。
なんだろう?
って、ええ!?
うわ、全然気がつかなかった! カモシカだ~。
雪の上に寝転がって自分は動かずにそのへんにある葉っぱと雪を食べてるよ…。
なんてものぐさなやつなんだ…。
う~ん。
こんなにしょっちゅうカモシカが出てくると、カモシカがいるのが普通みたいになっちゃうな。
おれなんか6年も山やってて3頭目なのに。そのうちの2頭を一気に見てしまった。
いや、嬉しいんだけどさ。
ま、そんなこんなでいい天気のなか、カモシカさんもじっくり見て南御室小屋にたどり着いたのでした。
ちなみに7時くらいに出発して、16時くらいに到着しました。トレースはここまでしっかりアリ。