iPhoneよりiPod touchを選ぶべき6つの理由
近頃は固定のオフィスで働かず、カフェやコワーキングスペースなどで働く「ノマド(=遊牧民)」というワーキングスタイルが脚光を浴びつつあります。
私は、村おこしNPO法人ECOFFというNPO法人を運営しており、しょっちゅう地方へ出かけています。
すると困るのが仕事環境。
決まった場所で仕事をすることができないので、必然的にノマドスタイルになり、思えばコワーキングスペースが2011年に爆発的に流行する前から、今でいうノマドスタイルの働き方をしていました。
そんな働き方の強い味方が、スマートフォン。特にiPhoneは本当に便利ですよね。しかし、docomoしか電波がない地域にもよく訪れる私には、Softbankやauの通信網ではまったく役に立ちません…。
というわけで、現在はdocomoのBlackBerryを利用しています。テザリングができますし、昨年末からBlackBerryでもXiが使えるようになったので、Xiトークでガンガン農家さんに電話ができて大変便利です。
でも、なかにはパケット通信料の安いガラケーが良いという方もいらっしゃいますし、毎月の基本使用料と端末代を払って、更に2年縛りになるのに抵抗を感じる方もいらっしゃるでしょう。
そんなわけで、同じような悩みを抱える方のために、iPhoneじゃなくて、iPod touchを選ぶ方法もありますよ。しかも、考えようによってはiPod touchの方が便利ですよ。といったことをご説明いたします。
iPod touchとポータブルwifiでiPhone化できる
ガラケーで安いパケット通信料と通話を保ちつつ、iPod touchを活用するのに便利なのが、iPod touchとポータブルwifiの組み合わせ。
ご存知の通り、iPhoneは1年経てば新しい機種がやってきます。でも、iPhoneの皆さんは、2年縛りで購入しているはずですから、よっぽどのことがない限り、機種の更新は2年おきですよね。
でも、iPod touchなら当然2年縛りはありませんから、新しい機種が出ればすぐに買換えできます。
ぶっちゃけ、iPhoneアプリのなかで、最新のiPod touchで使えないのはほとんどありません。使えないのは、それこそ電話機能だけだったりします。
ですから、iPhoneのアプリを活用するだけであれば、iPod touchにポータブルwifiをプラスすればいいだけなのです。
しかも、ポータブルwifiがあれば、iPod touchだけでなく、ノートパソコンなどにも使うことができますから一石二鳥です。
圏外はありません
ポータブルwifiのキャリアをdocomoにすれば、よほどの田舎に行かない限り圏外はありません。
というか、docomoの電波は人口カバー率が100%なので、あなたの生活範囲において圏外になることはありえません。
2台持ちになる? いえいえ、1台分の支払いと変わりません
でも、ここまで読んだあなたは、こう考えるでしょう。
「ガラケーとポータブルwifi持ったら2台持ちになって、お金がかかるんじゃないの?」
いえいえ、ガラケーのパケット通信をなくせば、ガラケーとポータブルwifiで携帯電話1台ぶんくらいの支払いで済みます。
「そんなことしたら、メールが見られないじゃなか!」
いえいえ、安心してください。いまどきキャリアメールを使うなんてナンセンスです。Gmailを使いましょう。
GmailはiPod touchでも見ることができますし、将来的に携帯電話のキャリアを変えた後も、知り合いにメールアドレスを変えたことを伝える必要はありません。しかも、迷惑メールはほぼ来ません。
このように、ガラケーのパケット通信を切り、メールの受信をGmailにしてしまえば、ガラケーでかかる金額は毎月の通話料だけになります。
すると、ポータブルwifiの基本料と、ガラケーの通話料を合わせてみると、携帯電話1台分とほぼ変わらない金額になるのです!
もちろん、キャリアメールを使うこともできますが、受信するメールのサイズが大きいと、メールだけでも通信料がけっこうかかるので、あまりオススメしません。
iPhoneより軽い!
ご存知の通り、iPod touchの方がiPhoneよりコンパクトで軽いです。iPhoneもだいぶ薄くなりましたが、構造上、永遠にiPod touchより軽くなることはないでしょう。
これくらい薄いと、手帳に挟んでおけるのですが、これが意外と便利だったりします。
特に、ポケットの多い「ほぼ日手帳」を使っている人にはピッタリのはず。私自身は、ほぼ日手帳ではなく、「トラベラーズ・ノート」を使っていますが、とっさのメモとカレンダーは、トラベラーズ・ノート。その他はiPod touchというふうに使っていました。
iPhoneなど便利なスマートフォンを持っていると、ついつい携帯電話だけで完結したくなりますが、スマートフォンと手帳にはそれぞれ別の良さがあります。両方を使い分けるのが私はベストだと思っています。
iPhoneと変わらない性能
さて、冒頭でもあったように、iPhoneとiPod touchには、おおきな違いは、ほとんどありません。ここで改めて、iPhoneにはでき、iPod touchではできないことをまとめてみます。
- 電話ができない
- 3G回線が使えない
- カメラの性能が低い
- 付属のイヤホンがコントローラー付きではない
- LEDライトが付いていない
- GPSが付いていない
- 電子コンパスが付いていない
といったところでしょうか。
電話ができないといっても、Skypeなどは使えますし、カメラの性能が低くても、いまどきデジカメを持ってない人も珍しいのでは?
では、反対にiPod touchが優れている点をまとめてみましょう。
- 縛りがないから、旧機種を下取りして常に最新機種にできる
- ポータブルwifiがあれば、iPod touch以外のものも通信できる
- docomoのポータブルwifiなら、圏外はほぼ無し
- 携帯電話でパケット通信しなければ、携帯電話1台分の月額費用
- コンパクトでいつでも持ち歩ける
- ほとんどiPhoneと同じ機能を持っている
もちろん、デメリットも多々あります。たとえば、wifi使うたびにポータブルwifiをオンにするのが面倒だったりします(^^;
しかし、圏外が少ないことや、ほかの機種にもポータブルwifiは使えます。使う人によっては、iPod touchはiPhoneより優れていると言えるでしょう。