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タカマタギ中腹から眺める上信越の雪山

谷川連峰タカマタギ・雪洞泊!

雪洞つくりにタカマタギ行きました。谷川連峰の「タカマタギ(1529.2m)」に行ってきた。いや、正確には“タカマタギ周辺で雪洞を掘ってきた”か(^^;

タカマタギは雪洞泊登山で人気の高いルート。雪が積もったときにだけ登れる“道なき山”では雪山ならではの登山が楽しめる。

だって、雪がなかったらヤブヤブで登れないでしょ。日本屈指の豪雪地帯である谷川連峰は、冬の間に何メートルもの積雪に埋もれる。そんな場所を雪を利用して登ってしまおう! というワケである。

さらに、「雪がたくさんあるんなら雪洞掘っちゃおうよ」というワケだ。

雪洞とは?

雪がたくさんつもった場所に穴を掘って作るという、まあ、カマクラみないな居住空間のことです。“道のないルートを雪洞に泊まって登っていく”なんて、まさに雪山登山の王道をいっているような気がします。

雪山をはじめてから4年めにして、ようやく雪洞泊登山をすることができました。

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実は誰も雪洞を掘ったことがない

と、いうわけで2月19日夜に上越線土樽駅に到着。ところで土樽駅といえば手前の土合駅に着くまでの間に川端康成著「雪国」に登場する例のトンネルがある。

−国境の長いトンネルを抜けると雪国であった−

っていうやつだ。で、このトンネルの真上にある山脈こそが谷川連峰に厳しい天候をもたらしており、事実、このトンネルを境にして本当に雪が降り始めることもある。

が、今回はあまりトンネル前とトンネル後で積雪の変化はあまり感じられなかった。事前の渉外でも積雪が少ないという情報だったので、これではやや心配だ。

なにせ今回の山行の目的は“雪洞に泊まること”である。雪が少なければ掘れない可能性も大いにある。

なんてったって、今回のメンバーは8人もいるくせに誰一人として雪洞を掘ったことがない。

十分な積雪がないと作れるのかどうかすらわからないので、ちょっと心配だ。

さて、土樽駅を出ると、地面が濡れているじゃありませんか! と思ったが、なんてことはない。融雪水が流されているだけだった。そうだよね、いくらなんでもこの時期に雨はないっすよね。

今日の宿泊は登山口手前。暗闇を何度も道に迷いながら進んで行くと、残念ながら国道以外はほぼ完璧に雪に埋もれてしまっていた。

さすがに夜中に靴を履き替えてスパッツをつけて…という気にはなれなかったので、今夜は邪魔にならなさそうな空き地にテントを張って寝ることにした。

静かだ。一応近くに集落はあるものの、やっぱり、雪国の夜は早いらしい。

次回のお話はコチラ

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