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台湾の物価感覚を知るには「8」を掛ければいい

皆さんは台湾に旅行に来るとき、物価感覚をどのようにしてつかんでいるだろうか? ほとんどの人は「1元は3.8円だから」と表示されている金額に「4」を掛けて日本円に換算しているのではないだろうか。

その方法は間違いではないが、それでは日本人の物価感覚しか判断することができない。しかも台湾は日本と比べると物価が安いため、日本人にとってはほとんどの売り物が「安い!」となってしまう。これでは現地の感覚で安いのか高いのか分からず、適正な価格を知ることができない。

そこでオススメするのが、台湾元に「8」を掛けるというものだ。

今回は、台湾の物価感覚を知るもっとも簡単な方法をご紹介したいと思う。

台湾の初任給や時給は日本の2分の1

台湾の初任給は日本円でだいたい10万円で、最低時給はだいたい400円だ。これは日本の一般的な初任給や最低時給の2分の1にあたることに気付くだろう。

ということは、台湾人にとっての100円の価値は、日本人にとっての200円に近いことが分かる。

そこで、台湾元に4を掛けて日本円に変換した後、2を掛けてみよう。すると、日本人の物価感覚に近い値段になるはずだ。

台湾元に「8」を掛けるだけで台湾人の物価が分かる

例えば、コンビニで買えるお茶の値段は25〜30元ほど。これに4掛ける2、つまり8を掛けてみると100〜120円ということになる。ちょっと高級なタピオカミルクティーはどうだろうか。だいたい70元くらいなので、日本で売っているとすれば560円くらいの商品ということだ。

何ということでしょう、どちらも日本のコンビニやカフェでお茶を買うのと同じくらいの値段になるではありませんか。

今度はMRT(地下鉄)の料金で考えてみよう。1駅だいたい20元なので、8を掛けると160円。これも日本の地下鉄の1駅分の運賃とほとんど同じだ。

次に「ちょっといいランチ」を食べたとしよう。台北で「ちょっといいランチ」を食べたら250元くらいする。日本円にしたら1,000円なので「ちょっといいランチ」で1,000円というと結構お得な気がするが、台湾人にとっては2,000円くらいに感じる値段だ。日本で2,000円のランチというと「ちょっといい」というよりは「いいランチ」になるお値段ではないだろうか。

まとめ

いかがだろうか? このように台湾元に「8」を掛けると台湾の物価を手に取るように理解することができる。ちなみにぼくはこの数字を勝手に「マジックエイト」と呼んでいる。

なお、これを活用すると物価感覚が分かるだけでなく、ボッタクリにもすぐに気付けるようになるので、台湾旅行初心者には特にオススメだ。

また、日本企業の台湾駐在員のご家族にもオススメしたい。もちろん、留学生にもオススメだし、ぼくのように台湾人と結婚して移住してきた日本人にもおすすめだ。つまり皆にオススメということである。

台湾の物価の高い低いを判断するときは「台湾元x8」。これだけ覚えておけば安心だ。