今もっともアツイ探検家、角幡唯介の「空白の五マイル」が待望の文庫化。

探検家の角幡唯介さん

探検家の角幡唯介さん

角幡唯介公式ブログより

 

本当の冒険家なら知らない人はいないのではないでしょうか?
探検家、角幡唯介さん。

18世紀から数多くの国の探検家が挑戦し、
そして敗退していったチベット「ツァンポー川」の空白地点をたどった探検家です。

早稲田大学の探検部だった彼は、
学生時代から彼の探検人生最大の目標として、
このツァンポー川を遡行するための努力を続けてきました。

そして、 1998年、2002年と足を運び、
2009年に彼はついに今まで「謎」に包まれていた地点の遡行に成功したのです。

ちなみに、ぼくが一番すごいのと思っているのは、
彼が峡谷から脱出するときのエピソードです。

冬だったのにも関わらず軽量化のために冬山の装備を
一切持って行かなかった角幡さん。

しかし、峡谷から脱出するには尾根まで登る必要がありました。
尾根まで登ると、そこは標高数千メートルという世界です。
(どれくらいの高さだったか忘れちゃいました)

そこはチベットのヒマラヤ山脈。
当然、目の前には白銀の世界が広がっています。

ついでに食料は完全に底を尽き、もはやいつ死んでもおかしくない状態。

そしてなんとかかんとか、尾根を乗り越え、
この先に行けば村があるから助かる…。
そんな瞬間。

彼は絶望しました。

その尾根から村につながる深い谷にあるはずの「橋」がなかったのです。

しかし、「もうおれはこれで死ぬのか」となかば諦めたときに、
彼は尾根から村に続いているワイヤーを発見します。

普通は、滑車を使ってそのワイヤーを滑るのですが、
そこは生死をかけた人間です。

持っていたロープを使って命がけでワイヤーを渡り、
そしてようやく村にたどり着いて命を拾ったそうです。

ちなみに、このエピソードは彼が初めて行った
小さな報告会で聞いたことなのです。

スライドで見せてもらった骨のようになった顔、
尾根に広がる白銀の世界は衝撃的でした。

本当、この人はちょっとおかしいです。
よく今まで生きていると思います。

ちなみにこれの一部始終を書き綴った「空白の五マイル」という
素晴らしいノンフィクションがあるのですが、
この本がついに文庫化されるそうです。

値段も手頃になるし、サイズも小さいし、文庫化大歓迎です。
良かった良かった。

「本を書くために探検をしている」といってもいいくらいの方なので、
文章もかなり秀逸です。
たぶん2晩くらいで読み終えちゃうんじゃないでしょうか。

空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む

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