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iPhone SE にバンパーをつけたら安心感とかっこよさが半端なくなった

iPhone SE が登場したのをきっかけにスマホにした。じゃあそれまで何を使っていたのかと言うと、ほとんどの方はガラケーだと思うだろう。

違う。あなたの予想はとっても甘い。台湾のお茶スタンドでうっかり何も言わなかったら出てくる砂糖入りのお茶くらい甘い(台湾ではお茶に砂糖を入れるのがデフォルトなので気をつけたい)

ガラケーじゃなくて、BlackBerryだったのだ。専門用語が多すぎて分かりにくいので日本語にしてみようと思う。つまり、絶滅危惧種でもリンゴでもなくて、黒イチゴだったのだ。

かつてはBlackBerryに関する誰の役に立つのかさっぱりわからない記事をせっせと書いていた。

でも意外とアクセスがあったので「ぼくのマニアックな記事でも役に立つ人が(本当に役立っているかは極めて不明だが)いるのか、なんか嬉しいな」と思っていた。

実際、その界隈ではBlackBerryユーザーで通っていたと思う。なんだか裏切ったようでとても申し訳ないのだが、今回の話のメインはBlackBerryじゃないので、この話題はとっとと終わらせて本題に入ろう。

iPhoneを使うなら裸の状態がもっともカッコ良いのではないか

かつて暴君として有名なスティーブ・ジョブズさんというアメリカ人がいた。

彼はなんと裸でiPhoneを使っていたという。誤解を招かないように一応お伝えしておくと、彼が裸になってiPhoneを使っていたわけではなくて、iPhoneが裸の状態、つまりケースを着けない状態で使っていたという意味である。

一説によると、iPhoneは裸で使うのが本来の使い方らしい。なぜならiPhoneは完璧にデザインされているからだ。

完璧なデザインなのにもかかわらず、その上にディ◯ニーとかアニメキャラとかが描かれたケースを着けるというのは、彼に言わせると邪道らしい。

ちなみにぼくはそのジョブズさんと話したことはないので、実際にそう言っていたかどうかは知らない。全てはGoogle先生に教わったことだということを付け加えておこう、念のため。

しかしケースを着けたい…

iPhoneを買ってからしばらくは何もつけずに裸で使っていた。ついつい用もないのにiPhoneを眺めてしまう毎日。

妻に気付かれると恥ずかしいのでこっそり見るところなんかは、まるで中学生が親に隠れてエッチな本を読んでるみたいな感じだ。

とはいえ、iPhoneを裸で使っているときに手元がくるって地面に落としてしまったら悲劇だ。

毎日をアスファルトの上で暮らしている我々現代人の地面は非常に硬い。

地面に落とそうものなら高価なiPhoneの画面がバッキバキになるのは必至だ。

だがしかし! 壊れてしまっては元も子もない。そこでぼくも思い切ってiPhoneのケースを導入することにした。

防水ケースを導入

最初に購入したのは、防水防塵なのに画面の部分にはカバーがないタイプのケース。

要するに裸の状態の画面をタッチできるのだ。こう説明するとなんだか少しいやらしい気がするのは気のせいだろうか。

初めてベトナムでECOFF現地担当者のもっちゃんに紹介されたときには鳥肌がたったものだ。元探検部としてはぜひ使いたいと思っていた。

ちなみに知らない方が多いかもしれないので説明すると、ぼくは「村おこしNPO法人ECOFF」という非営利団体を主宰している。

この団体では国内外のボランティアツアーをコーディネートしているので、わりとガチでアウトドアなシーンが多い。

だからこのケースはマストバイだと思っていたのだ。

うーん。

防水防塵機能はバッチリなので、そういう意味ではかっこいいのだが、これでは iPhone SE のデザインが台無しである。

しかもせっかく小さいスマホなのに、大きくなってしまっては納得がいかない。

iPhone SE よりもはるかに小さいBlackBerryを使ってきた者としては、許しがたいサイズ感になってしまったではないか。

薄いケースを導入

そこで、アウトドアなシーン以外の場面では、もっとiPhone SEのデザインを生かせるケースを使うことにした。

そこで白羽の矢がったのが極薄のケースである。極薄と書くとまたなんとなくいやらしい気がするというあなたは、もう子どもの心を失っていることを自覚した方が良い。

これなら防水機能や耐衝撃性能は皆無だが、ちょっとだけ滑りにくくなったのでちょっとだけ安心して使えるようになった。

うーん。まあいっか。

ということで、しばらくはこれで通してきた。しかし気づかないうちにケース無しで使っていた。心の隅で引っかかる何かがあると、人間は知らずのうちに拒否反応を起こすということを学んだ。

バンパーはどうだろう

次に俎上に上がったのがバンパーというやつである。これはケースではなくてiPhoneのサイド部分を保護するというもの。

確かにサイドを保護すれば全面と背面も同時に保護される。これであれば損なわれるデザインも最小限だし、iPhone本体の熱もこもらずに設計通りに放出される。考えた人は天才だと思う。マジで。

Google先生と何度となく討論を行ったところ、最終的にRhinosield(「リノシールド」ではなくて「ライノシールド」と読むようだ)というメーカーの Crash Guard という製品がもっとも適しているのではないかという結論に達した。

なんとこの Rhinosield の Crash Guard は、 Kick Starter で出資を得て誕生したものらしい。Kick Starter といえばクラウドファンディングの元祖だ。

最近、クラウドファンディングでも買い物をするようになったこともあり、Kick Starter 出身なら間違いないと確信した。

しかも耐衝撃性も抜群だという。ハニカム構造やら素材やらが、詳しくはよく分からないがとにかくすごいらしい。

どれくらいすごいのかというと、高さ7メートルくらいから落としてももiPhoneが保護されるくらいすごいらしい。

7メートルといえば、たぶん3階建ての建物くらいの高さだ。子どもの頃にテレビゲームのしすぎでスーパーファミコンを2階から母に投げ捨てられたことがあるが、その時よりすごい衝撃に耐えるということだ。

実際にそんな高いところから落とすようなシーンはなかなか想像できないが、とにかくすごいぞ。

ちなみにその時のスーパーファミコンは本体もデータも無事であった。つまり、スーパーファミコンはだいたい4〜5メートルの高さから落ちても壊れない耐久性を持っているということである。

よく考えるとコンピューターとは思えない耐久性ではないか。これがカセットROMの長所といえる。すごいぞ。

今考えるとカセットROMってSSDとそういう意味では構造が似ているんじゃなかろうか。やっぱり任天堂は常に時代を先取りしていてすごいと思う。

調子に乗って「すごい」という言葉を連発してしまったが、それくらいすごいということが少しでも伝わればこれ幸いだ。

ポケモンGOが始まったら絶対にケースが必要だ

調べていたところ、クラッシュガードはアメリカから取り寄せることになるようだ。

うーん、これから引越しもするし、アメリカから台湾までだと送料も高そう…。と思ってなかなか踏ん切りがつかずに数週間が経過してしまった。

iPhoneは平時は相変わらず裸のままだ。これではiPhoneを使うたびに落としてしまわないかとビクビクしなければならない。

たかが携帯電話をいじるだけなのになぜこんなにビクビクしなければならないのだ。

そうこうしているうちに台湾でも待望のポケモンGOの配信が始まってしまった。今後、外でiPhoneを使う頻度は劇的に増加するだろうと思った。

なにしろぼくは完全にポケモン世代なのだ。兄に連れて行ってもらった中古屋でポケモン赤バージョンを買った時のことを今でも覚えている。

ポリゴンショックだってリアルタイムの世代だ。ちなみにあの時はちょうど塾に行っていて放送を見なかったので命拾いした。

クラッシュガードがかっこいいぞ

と、そんな時に夜市にある携帯ショップで偶然クラッシュガードを発見したのだ。そういえば台湾で買えるかどうかなんて想像もしていなかった。

後で気づいたのだが日本でもAmazonで買うことができた。アメリカの製品だからと英語で検索をしていたので日本のショップが見つからなかったのだ。完全にアホである。

その時はお目当ての色がなかったので買わなかったが、「Studio A」という台湾でポピュラーなアップルのディーラーに行ったらあっけなく購入することができた。

しかもお値段は650元。現在のレートで計算すると2,000円ちょっと。日本のAmazonで買うと3,800円くらいするのでかなり安い。

どうやらクラッシュガードを製造している「Rhino Shield(ライノシールド)」の共同創業者が台湾人のようなので、それも関係しているのかもしれない。

スマホ用保護フィルム、北京ダックからヒント=犀牛盾(Rhino Shield)

うん! いいね!

写真では全く伝わらなくて残念だが、とってもかっこいいぞ。しかも落としてもよっぽど落とし所が悪くない限り壊れない仕様になっている。手からも滑りにくくなったし、さほど大きくなった感じはしない。

使い始めて2週間くらいたったがとっても手になじむし、安心感がハンパない。

一時、夜市に行くたびにスマホのケースを物色していた妻のことを思い出す。彼女はケース難民だったのだ。ぼくは当時はBlackBerryユーザーだったので、そもそもケースの選択肢がなかったので難民になりようがなかった。

しかし今では当時の彼女の心境がよく分かる。メジャーなスマホはケースの数が多すぎて、結局しっくりくるケースが見つからないのだ。

カバンも同じだ。大きすぎたり小さすぎたり、服装に合わなかったり。気が付いたらどんどん増えていく。

幸いにもぼくはカバンはしっくりするものを見つけることができた。そして、iPhoneにもしっくりくるケースを見つけることができた。この「しっくりくる」の快感は筆舌にしがたい。

こういうものを見つけたら大切に使い続けるのが一番だと思う。ということで、しっかりとアフィリエイトリンクも貼っておこうと思う。

さっき日本のAmazonは高いと書いたが、台湾人の初任給は日本円で10万円行くか行かないかくらいなので、物価的に考えるとむしろ安いくらいだということを付け加えておこう。