行き先は、風に聞いてます。

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A bowl of rice on a plate

欲望の街「市政府」

台北はやっぱり大都会です。特に「市政府」駅には手に入らないものはないと言っても過言ではありません。

市政府は台北市政府のある街なので、日本で言えば都庁のある新宿がそれに当たるでしょうか。

駅から出ると、すぐに有名なブランドの店舗が並び、その先には台湾で1番高い建造物である台北101がそびえています。展望台もあるそうですが行ったことはまだありません。

4車線の車道と同じくらい広い歩道がまっすぐ続き、両脇には三越などの高級デパートが立ち並びます(そう、台湾にも三越があり、日本の三越より幅をきかせています。)

歩道には平日も休日も関係なく大道芸人がその技を披露し、土日になれば更に大勢の買い物客でごった返します。

1年ぶりに行った台北ですが、台北でやりたかったことのほとんどはこの市政府で完結してしまいびっくりしました。

台北に来たら外せない一蘭ラーメンもありますし、クラフトビールバーの掌門も、懐かしのトリコロールのカフェ(学生時代から10年くらい働いていた外食チェーンで台湾にも2店舗ある)もあります。

そして今回1番嬉しかったのはスバリ、明太子をゲットできたことです!

台湾に移住したのは今から7年ほど前のこと。わずか7年前ですが、今と比べると手に入らないものが多かったと思います。

しかし今では、僕が好きな日本食のチェーン店も出店するようになりましたし、大抵のものは日本に行かなくても手に入るようになりました。

ところが、どうしても手に入れられなかったのがこの明太子なんですね。

お米とか豆腐とか味噌とか、そういったものはスーパーでも手に入るのですが、さすがに世界ひろしと言えども明太子があるのは日本だけですし、なま物だと言うこともあり、今まで見かけたことがありませんでした。

ところが今回たまたまここにやってきたら、なんということでしょう。

日本フェアをやっているではないですか。

台湾ではめったにお目にかかれないものがたくさんあり、思わず眼頭が熱くなりました。ってのは大げさでしょうか。

とにかく、そのフェアで発見したのが明太子。明太子なんてもう何年も食べていない気がします。たぶん去年実家で食べてるけど。

お値段は結構しましたが、ルルさんの許可を得て購入。テンション上がりました。

やっぱり明太子は白米ですよね〜! 学生時代にバイトしていたお店のレシピで明太子スパゲティーもぜひ作りたいと思います。

海外で暮らしていると、こんなにも日本では当たり前のことにこんなにも感動するようなものです。

ちなみに、台北の高級スーパーマーケットで普通に売っていることも後日知りました。

今度は日本フェアがなくても明太子を買えますね。大変なことを知ってしまいました。

台北には年に1、2度しか来ないので、来ると欲望のままに行動しています。そんなぼくにとって、台北の市政府は欲望の街です。