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ボポモフォを学ぶコツ【中国語の勉強を始める方へ #02】

前回のエントリ「ピンインとボポモフォ、あなたはどっち派?」では、ボポモフォ(ㄅㄆㄇㄈ)で中国語を学習するメリットとデメリットをご紹介しました。

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今回はボポモフォを実際に学習する際のコツを、私なりにご紹介します。

音と記号をおぼえよう

さて、ピンインとボポモフォ両方の特性をふまえたうえで、ボポモフォを選んだとしましょう。

でも、実際には何をすれば良いのでしょうか?

まずは、ボポモフォの記号と音を覚えることから始めましょう。そのために、とてもオススメのサイトがあります。

>>ㄅㄆㄇ發音練習─國語日報社網站<<
http://www.mdnkids.com/BoPoMo/

FLASHが必要ですが、各記号をクリックすると、それぞれの記号の音を聞くことができます。まずは、このサイトを印刷するなり、ノートに記号を書くなりして、音を覚えましょう。

ですが、耳で覚えた音だと、実際のものとは異なっているかも知れません。そこでオススメなのが、念のためボポモフォ記号といっしょに、ピンインをメモする方法です。

ボポモフォとピンインの対照表はWikipediaに載っています。

>>注音記号(Wikipedia)<<
http://ja.wikipedia.org/wiki/注音符号#.E5.AD.90.E9.9F.B3.E5.AD.97

お子様用の絵本をつかおう

さて、ボポモフォ記号の形と音を覚えるだけではいけません。ボポモフォでは、1〜3つの記号を合わせて音を表現します。

単体のボポモフォを覚えても、あれ? これってどうやって読むの…。なんてことになるはず。実際、私がそうですから…。

そこで便利なのが、台湾で販売されている子ども用の絵本です。

しかし、これを日本国内で入手するのは難しいです。台湾に旅行したときか、台湾に旅行する友達にお願いしましょう。もちろん本屋さんで買えますし、大きめのスーパーマーケットでも購入できますよ。

お値段も安いのでオススメです。意外と種類が多いので、自分に合いそうなものを選びましょう。

電子辞書選びに要注意

最後にもっとも重要なのは電子辞書。言葉はインターネットで簡単に翻訳できるかもしれませんが、いつでもパッと使える電子辞書はやっぱり便利です。

中国語の学習を効率よく進めるためには、電子辞書は必要不可欠なアイテムだと思います。

ですが、日本国内で売られているほとんどの中国語辞書は、ボポモフォでの音の表示をしてくれません。

簡体漢字と繁體漢字の両方を表示する辞書はけっこう有るのですが…、さすがにボポモフォも表示するものは見当たりませんでした。

そこで選んで欲しいのが台湾の電子辞書です。

日本の電子辞書と比べると性能が劣るのは事実なのですが、簡体漢字・繁體漢字・ピンイン・ボポモフォの全てが表示でき、ネイティブスピーカーが訳した意味には信頼性があります。

まあ、日→中訳はあまり役に立たないのですが、一方で「よく使う中国語は日本語でなんというの?」的な機能はかなり便利です。

これは、どんな言語の学習でも当てはまると思うのですが、日本語を外国語に訳すのはあまり意味がないんですよね。だって、まったく同じ意味を表す言葉は少ないですから。

その点、台湾製の電子辞書に収録されている中国語の慣用句集で使われている言葉は、そのまま日常会話で使われている自然な言葉でした。(※台湾人に確認したので間違いないです)

なお、電子辞書を選ぶ際は、タッチペンで漢字を書いて検索できるタイプにしましょう。漢字をパパっと辞書に書いて意味を調べられるのはかなり便利です。

オススメの電子辞書

さて、そんな電子辞書なのですが、具体的にはどの機種がいいのでしょうか?

台湾で電子辞書を作っている会社は、BESTA快譯通です。この二強が争っている感じですね。

この二社ですが、内蔵辞書はほとんど変わらないようです。で、何が違うのかというと、色々違いはあるようなのですが、
ぼくはタッチペンで漢字を書いたときの使いやすさを比較しました。

結果、選んだのはBESTAの無敵880という機種。

快譯通の機種だと、漢字を書くとき、画面の狭い場所に書かないといけないのですが、BESTAの機種の場合、画面全体に書けたんですね。で、認識能力もBESTAの方が上に感じられたのです。

二社ともたくさんの機種を出しています。値段が高い方がいいのでは? と思う方もいらっしゃるでしょう。しかし注意してください。

二社ともある程度の価格や機能を持った機種を超えると、あとはインターネット閲覧機能だとかなんとか、辞書とは直接関係ない機能が付いているだけです。

ちなみに店員さんいわく価格の安い高いは関係なしに、収録されている辞書は同じだそうです。

安すぎるとタッチペン機能がないので、タッチペン機能があって、インターネット機能などがない機種を選ぶのがベストでしょう。

そんな観点でぼくが選んだのがBESTAの無敵880だったわけです。

なお、こちらの電子辞書も日本国内では買えません…。できれば旅行で訪れたときに買うほうがいいと思いますよ。

なぜなら、台湾でこの機種を買うと免税になるからです。お店で買うときに免税書類を書いてもらいましょう。帰国時に空港のカウンターに見せれば現金でお金がもらえますよ。

とりあえず台湾に行きましょう

最近はLCCが就航したおかげで、台湾への航空券がすごく安いです。なにせ東京からでも往復二万円ちょいで行けたりしますからね。

本気で中国語を学ぶなら、留学前やワーホリ前、そういう予定がなくても一度は現地台湾へ訪れるべきでしょう。

台湾に行ったら、おみやげに今回紹介した絵本や、電子辞書を買うのを忘れずに。なにかお聞きしたいことがあればコメントでどうぞ。