台湾で引っ越しをする時の3つの注意点
photo: LWYang
先日、ECOFF台湾支部の引越しをしました。同じ市内での引越しだったので、今まで使っていた場所から、新しい場所までは車で10分かからない程度です。
とはいえ、冷蔵庫やデスクなどの大きな家電や家具もあるので、自分たちだけでやるわけにはいかず、台湾の地元の引越し業者に頼みました。
日本での引越しといえば、家や家具を傷つけないように丁寧にするのが基本ですよね。
さすがに台湾も丁寧に引っ越しをしてくれるだろうと思ったのですが、そんなわけはありませんでした。
そこで今回は、誰が参考にするんだよというツッコミは置いておいて、この引越しで学んだことや台湾の引越し事情について書きたいと思います。
引越し業者の選び方
台湾も大きな引越し会社があると思うのですが、ぼくたちは地元密着型っぽい小さな会社に依頼しました。
台湾のアパートの入口には必ず引越し会社の小さな看板がたくさんあるので、それらの会社全部に電話して、一番丁寧そうかつ安い会社に決めました。
さて、具体的にどこが引越し業者を決めるポイントになるのでしょうか。
いくつかご紹介します。
1,値段
まずはやはり値段ですよね。今回は荷物の量を伝えたところ、3.5トントラック1台で良いと言われました。
3.5トントラックだと、やすいところは2,500元くらい。高くても3,000元くらいでした。
2,運ぶ時の丁寧さ
これは実際に見なければわからないのですが、ぼくたちが依頼した会社は、運時に家具をラップでくるむから傷が付きにくいと説明されました。
3,トラックの種類
台湾の引越し業者の場合、トラックは大きく分けて2つあります。
1つは、荷台に屋根があるタイプ。もう1つは、屋根のないタイプです。
屋根のないタイプですと、雨が降れば悲惨ですし、移動中に荷物が落ちて紛失することも日常茶飯事だそうです。
しかし、屋根がないから高さに制限が無いので、屋根ありよりもたくさん荷物を積むことができます。
いや、いくら屋根がなくたって道路交通法で制限高があるでしょ! と思ってはいけません。ここは台湾です。けっこうラフです。
できる限り安く済ませたい方は、屋根なを選び、雨や荷物の紛失が怖い方は屋根有りを選びましょう。
台湾の引越の準備
引越し業者を決めたら、荷造り用のダンボールを業者に送ってもらいます。
台湾の安価な引越し業者は荷物を非常に荒く扱いますから、壊れものを入れるときは要注意です。
もちろん、引越し先の部屋でテキパキと置く場所を指示できるように置く場所と内容物を外側に書いておきましょう。
荷物の紛失防止には、ダンボールの数と中身をダンボールの上だけでなく、別の紙にもメモしたほうがいいと思います。
台湾の引っ越しの当日
Photo: 小龍 李
当日、やってきたのは上半身裸で刺青を入れたコワモテのおっちゃん達。
一瞬ビビリましたが、ここは台湾。上半身裸で刺青いれてるおっちゃんはけっこういます。話してみればけっこういい人でした。
ただ、言葉が不自由だったり、外国人だったりすると、1回で運べるのにわざと2回運ぶようにしてボッてくる業者がたまにいるらしいです。
なので、当日はできれば気の強い台湾人の友人にも手伝ってもらった方がいいと思います。
それから、引越し先に案内するために誰か1人が引越し業者のトラックに同乗しなければならないのですが…。
相手は上半身裸で汗ダクのおっちゃん達なので、よっぽど変な趣味が無い限り女性が同乗するのはキツイでしょう。
必ず引越し先に案内できる男性も確保しておきましょう。
まとめ
以上、台湾での引っ越し体験談でした。まあ、田舎での体験なのでもう少し都会に行ったら状況が違うかもしれませんが、連れの母曰く、これが台湾のデフォルトだそう。
そういえば、引越し先に良く途中でこんなことがありました。
おっちゃん「なんか飲む?」 自分「ああ、うん、サースー(台湾のドクターペッパー的な炭酸飲料)が飲みたい」
おっちゃん、だまってトラックから下りる。
自分(え、おごってくれんの? イイヤツだな…。)
おっちゃん、じぶんの分だけ買ってだまって飲む。
自分(え?)